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2009年1月

10年一分

一分 いっぷんではありません。

いちぶ(約3㎜)のことです。

紀の川市には、伝統的にシコロ(農家形式の家)が多く存在し
ますが、外壁の腰部分を板張りとするのが標準的です。

シコロを手掛ける大工の口伝では、この外壁の板は杉の場合は
10年間で3㎜づつ減っていくと言われています。
焼き杉にしたり桧にしたり工夫をしますが、長寿命なシコロか
ら考えると、最終的には張り替えが前提となっています。

しかもシコロの家は、平屋が多く庇が長い為、雨水がかかりに
くいので、なりたつ側面があります。

しかし現在は、板張りで庇のない四角い家が、誌面を賑わして
います。
これは、内部に丈夫な防水層を有しており、施主の了解があっ
たとしても、家と言えるのか私は疑問に思っています。
もちろんオブジェとしての完成度は高いですが・・・
 
 
 Ktei
 1.5Mの庇長さをとった自邸
 設計当初から木材の劣化及び
 修理を前提に設計している
 
 
 
この年始年末休暇に、自分で自宅の外壁を5年ぶりに再塗装を
したのですが、やはり劣化は紫外線よりほとんどは、雨水によ
る影響であると再認識しました。

これは木材保護塗装が、紫外線を防ぐ効果が大きいものの、撥
水効果が少ないところによると思われます。

つまり、マメに再塗装をしても、雨水による影響は避けら無い
のです。

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買う派

さあ今日から再始動です! 

白浜にちょこっと行きましたが、あとはゆっくりの年始年末で
した。昨年のベストセラー数冊に目を通し、感心したり、ガク
っときたり・・・

ここ十数年、毎年恒例になっている家族での映画鑑賞にも行っ
てきました。
今年は話題の作品が少なく、選定が難航・・・

結局あまり期待せずに伊藤英明主演の「252生存者あり」

ところがぎっちょんちょん、ありふれたベタな内容ながら、
なかなかの名作で正月から大感動
臨席のオッサンからむせび泣く声が・・・

つられて泣きそう

今の社会から忘れられていく、熱意や一生懸命さみたいなもの
を感じたのでしょうか?

特にキャストのしおりちゃんが名子役で好印象、次の出演作を
観たいですね。
 
 
 
Story 巨大台風で地下に閉じこめられた
 弟とその娘をハイパーレスキュー
 の兄が救う話、脚本より演技に注
 目といったところ
 
 
 
 
ところで私 買う派です!

何をって?

パンフレットですよ(^_^)v

待ち時間に売店を見ていたのですが、千人に一人も買わない感
じですね。 まあ映画が1800円の時代にパンフが600〜800
円もすればバランスがおかしいですけど・・・

しかし、後でグフフと感動を思い返したり、内容を深く理解す
るにはパンフは欠かせません・・・たぶん(^_^;)・・・

後で分かる真理や演出も多いんですよ。

えっ!公式サイトで見る・・・

あ〜なんか肩身せま〜

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