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構造について序

ご依頼主の関心ごとの一つに耐震性があります。
南海地震の発生周期に近づいていることもあり、ご依頼主の意
識も日々UPしてきています。

各論賛成総論反対と言う言葉がありますが、建築界ではよく一
般解か特殊解かとして議論されます。

20世紀の三大建築家の一人フランク・ロイド・ライトの傑作
に落水荘という別荘があります。
この別荘、日本名があるぐらい有名なのですが、名の通り滝の
上にせり出した形状をしています。ご存じの方も多いのでは?
 
 
Photo かっこいいですね。
ミースのファンズワース邸と並び
最も有名な住宅です。
建築を学んだ者で知らない人はいません!
  
 
この別荘が傑作なのは、誰もが認めますがだからと言って、み
んなの家を滝の上に建てようと、進めるのが正解ではありませ
んよね。

つまり特殊解と言われるものです。

TVで免震や制振の設備のCMを頻繁にしているので、一般解で
あると思われがちですが、現在の新築木造住宅で考えると、免
震及び制震は特殊解であることを知って頂きたいと思います。

免震構造は千軒に一軒、制震構造で百件に一軒ぐらいの普及率
のイメージで良いと思います。

両設備とも有効であり、特に制震金物は40〜50万程度で設
置でき、特殊な技術を必要としないので手軽ですが、設計者と
しては、積極的に設置を進めるエビデンスがありません。

つまり、費用的に割に合うかのどうかの解答はありません。

「わかった上でそれでも必要とされる方には賛成です」

私は地味ではありますが、基本であり、もっとも確実で、少な
い費用で性能をUPできる、耐震構造についてもっと関心をも
ってもらいたいと考えています。

あなたの家は、どの位の耐震性能で設計されているかご存じで
すか? 

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