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木について急

現在の和歌山の木造住宅における、材種選定の考え方は大きく
分けると3つになると考えています。


一つは、大手ハウスメーカーや地場大手ビルダーが用いている
海外を含め産地にこだわらず、無垢材、集成材を含め、費用と
性能のバランスが良いのは、何であるかと突き詰める方法です。

大手ハウスメーカーは集成材が選択肢となり、やり玉にあがる
輸入材がメインとなります、規模の小さい地場のビルダーでは
人工乾燥の米松無垢材を使う場合も多いです。
建物に予算がある以上、木に特別な思いの無い方には、当然で
理論的な選択となります。


二つ目の方法は、エコや地域ブランドを利用して差別化を図る
方法です。S林業のように国産材の集成材を打ち出している所
もあれば、紀州材を使っていることをアピールする地場のビル
ダーも沢山あります。

思想や技術がずさんである所も中にはあり、専門家からの評価
は低いでしょうが、実際の国産材の需要を担っている造り手で
あり、本当の意味での山の救世主となっていくグループでしょ
う。
また、県産材を使えば補助金(最大20万)の抽選を受けられ
る点が実際の採用を促している大きな理由でもあります。
 
 
 Photo事務所から見える和泉山脈
事務所の梁は、ここから伐採しました。
確かに紀州材ですが、手入れや季候、
植え方の問題で良質な材は少ないです。
 
  
 
三つ目の方法として、紀州材を主とした自然乾燥材を使い、元
来の木の良さを利用する方法です。
一部のそれを得意とする工務店や設計事務所が取り組んでおり
各社得意な方法をアピールしています。

(私もそう言った材種選定を行うことがある一人であります)

良い家である場合も多く、立派な考えや地球的な発想の、設計
者や造り手さんもいらっしゃいます。
長く木の香りがする美しい材も魅力的です。

ただ、あくまでも一部の需要であり、全体から考えると特殊な
部類になります。それがナンバーワンの方法であったり、世界
の中心で全てであると思うのは、視野が狭いと考えています。

私はそれが好きである方には、それに取り組んでいますが、そ
れ以外の方にどういった材種を提案するか?
それが本当の設計事務所の考えが現れる場所だと考えています。

次回に続く・・

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