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2010年4月

省エネ123

先日、5年に一度の建築士の定期講習会を受講しました。
今回は任意なのですが、ちなみに3年に一度必須の講習っての
もあります。(これは例の耐震偽装以後に制定)

そこで、省エネの123という講義があったのですが、普段私
がアドバイスしているのと同じ内容であったので、ここで紹介
しようと思います。

内容は簡単な話で、欧米ではスタンダードなのですが、なぜか
日本では違う方向に・・・
改めたほうが良いですよ!って話です。


通常、省エネ対策は次の123の順で行わないと、十分な効果
と効率、採算性がありません。

つまり
1.建物の断熱気密化
2.高効率機器の導入(たとえばエコキュートなど)
3.再生エネルギーの利用(たとえば太陽光発電)

なのに、日本では分かりやすい2番、最近では3番が先に導入
されます。最近の統計でもエコポイントがもらえる断熱等級4
の新築は全体の1〜2割程度とのこと。
2番の導入率が考えると、あまりの1番の関心のなさに驚きの
次第です。

ほんとのエコや省エネを考えるとまずは1番の「高断熱」を
導入すべきです、日本では設計者も施主も省エネ機器のイメ
ージばかりが先行して実態は、先進国のなかでもかなり遅れ
ています。


Fig_d01_02_3ドイツでは樹脂製や木製のトリプル
ガラスサッシが普及しています。
驚きの仕様ですが、引き違い窓の多
い日本ではちょっと難しい面もあり
ますね。
 
 
 
等級4を超える、超高断熱の時代がほんの目の前までやって
きています。
良い悪いは別として、無視できないのが現実なのです(T_T)

最先端を走る必要なんてありません、しかし流れを知るの大
事です、補助金などをうまく利用して賢く建てたいものです。

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腕立てをするボクサー

これから木造の建物を考えられてる方に、もうすこし前回の壁
破壊モデルを解りやすく説明できればと思っています。

「ガチの話なので、興味のある方のみ読んでください」


あるボクサーが強くなりたいと考え、腕立てのみを猛烈に行っ
て鍛えたとしましょう。

このボクサーは試合で強くなったでしょうか?

答えはYESでもあり、ほとんどの場合はNOです。
同じ体力や気力、技術では、腕力のみ強くても勝てる見込みは
あまり増えませんよね。
それは一部が良くても、他の弱点を狙われるであろうと容易に
想像できるからです。
 
 
ポイントは二つ

何々工法です、何々の木です、何々が付いていますなど、各種
のアピールが行われていますが、こと耐震性においては、それ
は腕立てに近い方法が多いです。
(もちろん、無いよりある方が良いですが、費用が掛かってい
ますよね、合理的かどうかの指標で言えはNOです)

特殊な計算方法などを除いた、現在の木造新築の建物は(ほと
んど99%の建物)は、壁量計算と言われる壁の強さと量で
耐震性を検討する方法と、それをより精密にした品確法による
耐震等級や許容応力度計算と言われる方法で耐震性を検討さ
れています。

つまり、当たり前ながら、建物の強さを直接決めているのは
壁(柱、筋かい、合板、金物)であり、そこを強化すること
が確実に安く耐震性をあげる方法であるということです。
それ以外の方法は、その能力が有効に発揮されるかどうかは
不明なのです。
 
 
Photoヌキや土壁を使用する家でも
実際は多くの場合は筋かいや
金物などを利用した工法であり。
計算上は通常の建物なのです。
 
 
 
もうひとつのポイントは、上記の理論が成り立つには、地震
時に壁から壊れないと話になりません。
これを正確に起こさせるための、より精密な検証方法が品確法
であり許容応力度計算であるということです。
 
 
設計事務所が設計した建物によくある、吹き抜けが大きかたっ
り不整形な形の建物は、上記の条件が崩れやすくなっており
詳細に検討されていないケースも多々あると思います。
そう言った建物を望まれる場合は、目当てにしている設計事務
所はどういった方法をとっているのかを、確認されることを
オススメします。

素朴な疑問として、壁ばかり強化すると他が壊れるのでは?
と思いませんか?

答えはYESでありNOです。
どういった建物や計算方法がYESで
どういった建物や計算方法がNOであるかを説明させて頂きま
した。

なんとなく解る方はかなり優秀です!
なぜなら、実際は設計士間であっても、どういった腕立て方法
が良いかの話がほとんどなのが実状なのです。

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目から鱗

今日は以前、書いたある建築家主催の私塾の第一回目でした。

結論から言えば一番です。

年間回数十回の勉強会・講演・講習会に参加しますがもっとも
密度の濃いものでした。

もともとこの建築家とは、デザイン的には袂を分かつものの
地域材活用の第一人者の一人でありながら、プレカットをうま
く利用し、長期優良住宅などの新しい制度も、積極的に使用す
るなど、柔軟な思考は尊敬できるものあり、まさしくパクリが
いのある人です。

今回は講師として、今話題の・・・
「E-ディフェンスで長期優良住宅が先に倒れた事件」の当事者
の先生から直接解説を聞けたことは、目から鱗でした。


Ed
左が金物に不安がある建物、右が耐震等級2
もちろん、左が倒壊する予定が・・・
右倒壊であぜん(T_T)
 
 
 
  
この事件以後、金物で固めるのは害があるのでは?とか伝統工
法の方が強いのではなど?と偏った考えを聞くコトが多くなり
ちょっと危惧していたのですが、今回でスッキリ!!
くわしく知りたい人は、声を掛けてください解説します。

もうひとつ再確認したことは、品確法や許容応力度に基づいて
計算された木造は、あくまでも壁破壊モデルであるということ
です。(ちょっと専門的かな?)

つまりきちんと構造計算された建物は、壁(筋かいや柱など)
から壊れるので、この部分で建物の強さが決まるということで
す。
他の部分がいくらしっかりしていても、結局この部分で建物の
耐震性能が決まるということは、重要な意味を持っています。

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お休み

ひさびさにお休みを頂いて、香川県のこんぴらさんにお参りし
てきました。

理由は和歌山市〜徳島のフェリー料金1000円が終わること
もう一つは、家族でハイキングを目指しているのですがネック
となるのが、1歳の娘・・・
 
 
Photo
そこで、このモンベルの
登山用ベビーキャリア!
まずは、こんぴらさん
1368段で試してみようと
がんばってきました。
 
 
 
重さは十数キロ、そんなに重くないのですがなんせ生身の身
ぐずらないか心配でしたが、帰りは背中で寝てくれました。
まあ、これなら近くの山なら可能かな。

これからは一緒にいろいろな所に行けると思うと楽しみ(^o^)
  
  
 
Kaidan_2
一人階段を上る四歳の娘
なんだか頼もしい(>_<)
私も娘に負けないように
いろいろチャレンジするぞ!

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