フックは必要か?
さて、地盤関係の話題が続きましたが、今回は基礎の話です。
一般の方でも、コンクリートが厚くて鉄筋が多い方が強いとい
う事はわかると思います。
その中で、案外曖昧にされているところに、基礎立ち上がりの
フックがあります。
縦筋の頭を曲げてあるのがフック
通常、鉄筋の被り厚を確保するため
45°傾けます。
主筋どうしの隙間は25㎜以上
あまり開けると断面性能が落ちます
実際はこのフックの無い建物が多いですね、そんな中、基礎の
立ち上がりは一本の梁として扱うので、フックはコンクリート
造の基準にそって必ず必要とする、設計事務所や工務店があり
ます。
フックを設けていることは、良い建物を建てる意識の高い所で
ある可能性は高いですが実は、両者の設計能力はよく似たもの
である場合がほとんどです。
(構造計算を木造計算の専門家に外注している所は別です)
無いよりは有る方が良いですが、上記で重要な部分は、梁とし
て扱う(つまり計算する)と言うことです。
フックが無ければ無い様に計算する必要があり、計算上フック
が無くても成り立つ部分も沢山あります。
私は、梁の種類によってフックの有り無しを使い分けています
があまり一般的では無いようです。
梁の種類を沢山つくると、計算や現場の検査が複雑になること
が一番の理由でしょう。
色々使い分けるが面倒なので、すべてフックを付ける方法もあ
りますし、大手ハウスメーカーではフックは付いていない所が
多いですね。
重要点は、計算上成り立っているかどうかと言うことです。
根拠なしにフックの付いている会社と、根拠があってフックの
無い会社という、実力の逆転現象も実はありえます。
余談
住宅レベルでは、基礎全体をモノコック構造として解析するこ
とはありません。 一本づつの梁やスラブがそれぞれ性能を満
足するように設計しますので、全体としては余力がある可能性
が充分あると私は思っています。
(今後、木造住宅の基礎はどう発展していくか・・・)
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投稿: オメガ時計 コピー | 2020年5月16日 (土) 10時18分