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地盤改良の落とし穴

ここ10年で地盤の危険に対する認識が浸透し、多くの家が地
盤改良を採用しています。

表面の地盤を固める表層改良と杭状に地盤を固める柱状改良が
スタンダードな方法として普及しています。
どちらにせよ、固化材(セメント)と現場の土混ぜることに変
わりは無いのですが、約5%の確率である問題が起こることが
分かっています。

それは、セメントと土を混ぜると「六価クロム」という発がん
性物質が発生するということです。
このことは、随分昔から分かっていたのですが、近年になって
やっと公共工事では、事前に六価クロムが発生するかの溶出試
験が義務付けられました。

厄介なのは、実際試験をしないと六価クロムが発生するか確か
めることができません。その上、試験が高額なので住宅レベル
では試験をすることはありません。

では、住宅は危険でもしかたないのか?

実はそんなことは無くて、六価クロムの発生の確率を下げるこ
との出来る改良材があってそれを使用します。
試験するより、その方が速くてしかも安いのです。
 
 
Photo
表層改良の場合はガンガン
セメントを土と混ぜます
和歌山の土質では平均的な
1/20程度の発生率のようです
 
 
 
実際問題としては、民間ではまだ規制されていないので対応し
た改良材を使っているの所は半分位だそうです。
使っている多くが、大手ハウスメーカーですので、設計事務所
工務店レベルでは無関心なところがまだ多いようです。

今後、普及していくでしょうが、六価クロムの発生した土地は
土を持ち出す場合に多額に費用が掛かります。
また、そんなに溶け出すものでないと、近年分かってきました
が、やはり井戸がある場合や家庭菜園などする場合は、問題あ
りです。


貴方の家はどうですか?

まにあう方は、六価クロム溶出量低減型を貴方の依頼先にリク
エストしてください、ほんの少しの費用です。

やっちまった〜って方は、その設計事務所や工務店との関係を
大切に・・
まだ、違法ではありませんし、必ず六価クロムが発生している
とは限りません。

また、セメントが土に触れる可能性をゼロにすることはできま
せんので勘違いなさらないように、あくまでも、杭などで大量
に混ぜるのは良くないということです。

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