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固有周期

みなさん、津波や地盤の液状化現象のすごさを再認識されたと
思います。

そこで疑問なのですが、どうして倒壊した建物が少なかったの
でしょうか?震度7(計測震度6.6)と言われていますが通常は
家屋の30%以上が倒れる基準です。

だったら、大地震が来ても大丈夫かも?
と思うのは早計ですので注意してください。
 
Thumb_333_fig10

濃い赤の部分は2000gal以上です
つまり2G以上の加速度があります
最大で2900galの地点があるので
物が落ちる早さの3倍の加速度が
あった事になります。
DATAは防災科学技術研究所がHP
で公開しています。
 
 
 

色々理由が重なっているのですが、地震波の内エネルギーの
大きかった波の周期がたまたま短かったからなのです。

家自身も固有の周期をもっており、通常木造では0.5〜1秒
位なのですが、これと地震の周期が一致すると、揺れが増幅
し木造2階建てで2倍〜2.5倍の力を発揮します。
これが、建物を倒壊させる大きなファクターで、阪神大震災で
倒壊が多かった理由の一つです。

つまり力は強かったがユラユラよりガタガタという揺れが多く
建物が大きく揺れなかったのです。


東京や大阪のビル高層ビルでも被害がでましたが、これは逆
に長期周期によるものです。
高層ビルの周期は非常に長いので、長い周期の揺れに弱いの
です。これがなぜ問題かといいますと、実は地震波の中にか
なり長い周期の波も含まれるということは、近年の知見なの
です。
昔の高層ビルは、実は長期周期の対処をしていません、現在
の都市部が抱えている防災上の大問題です。

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