耐震診断
学校などの公共建築物の耐震工事を良く耳にすると思います。
住宅に関しても昭和56年の以前の木造住宅は、県の事業で無
料で耐震診断をしてくれます。各市町村で受け付けをしていま
すので、心当たりの方は是非申し込んでください。
私は委託を受けて、この耐震診断を行っているのですが、旧那
賀郡地区の特徴としては、真壁(柱が見える工法)の家が多く
耐震補強が高額になることです。
和歌山県の耐震診断で使われているソフト
は日本建築防災協会の「WEE」です。
比較的安価で、大まかな状況に知るには良
くできています。
精密診断が出来ないので不整形な形の家に
適していませんが、近々新しい指針に従っ
て改良されるようです。
診断の結果は100点満点で40点位の家が多い印象です、これは
大地震の際には、倒壊する可能性が高いレベルです。
しかし診断を受けた家に対し、実際に耐震補強される家が多く
ないのが現状です。
やはり先立つモノも必要なので・・(予算の問題が大きい)
だからと言って、診断を受けないのは、病気が発覚するのが怖
くて健康診断を受けない人に似ています。
まずは、現状を知るのが第一歩ではないでしょうか?
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