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2012年3月

実るほど頭を垂れる稲穂かな

41歳の私ですが、独立した設計者としては、若僧の部類に入
ります。 なので、諸団体ではお世話係がまわってきます。

今回は、日本建築家協会近畿支部住宅部会という長い名前の
団体の見学会を催しました。

1961年竣工の坂倉準三建築研究所設計「楠本邸」
当時流行ったコートハウスとして貴重な建物。
50年前竣工の個人住宅を見学できるとあって人気の見学にな
りました。
 
 
Photoレンガ造と木造のハイブリットな
構造や異常に長い庇など見所満載
で、当時としては画期的な建物だ
ったと想像できます。
「内部も居心地の良い空間でした
 が非公開です」
 
 
 
建築家と呼ばれる人たちをお世話しての感想
有名人もチラホラいましたが、皆さんちゃんとルールを守りま
しょう!
困った人から尊敬できる人まで、まさしく玉石混淆


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さよなら

出身の小学校の講堂が解体撤去されることになりました。

昭和初期に建てられたにしては、なかなか粋な建物で、子供心
に面白い建物だな〜と思っていたものです。保存運動も一部あ
ったそうですが老朽化の為、あえなく撤去に・・・

学区であることはもちろん、私の卒業事務所である富松設計の
作品であるこから「終止符を打つ」のは私しかいないとの思い
で設計監理を請け負っています。


Photo 庭との調和が美しい
私にとっては懐かしの風景です
なくなるは少し残念(^^;)
 
 
 
 
 
解体するのに設計事務所が必要なの?
と思われるかもしれませんが、適法に適正価格で工事するには
監理者が必要なのです。
解体にあたり、外部もちろん床下天井裏に到るまで測量を行い
ましたが、材料が高価であった時代に手間とアイディアでそれ
を乗り越えた跡には、感心させられる共に、尊敬の念を抱きま
した。
私は私が手掛けた建物達が命尽きるとき、尊敬を得られるよう
日々努力しているか?
目標がはっきり見えた気がしました。


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